「キャットフードはずっと同じものを、与えていてもいいの? 」
「なんで数種類のキャットフードを、ローテーションで与えたほうがいいの?」
「ローテーションで与えるって、毎食違うフードをあたえるの?」
と疑問に思っている方が、多いのではないでしょうか?
ずっと同じフードをあたえるのか、数種類のフードをローテーションであたえるほうがいいのかは、どちらがいいとは決まっていません。
しかし数種類のフードをローテーションであたえることのほうが、猫ちゃんに対してのメリットが多いため、数種類のフードをローテーションであたえることをオススメしています。
この記事では、「数種類のフードをローテーションであたえるメリット、デメリット」、「数種類のフードをローテーションであたえる方法」や「フード選びの注意点」を詳しく説明しています。
なぜ数種類のフードをローテーションであたえたほうがいいのか
ずっと同じフードをあたえたほうがいいのか、数種類のフードをローテーションであたえたほうがいいのかは、明確には決まっていません。
しかし数種類のフードをローテーションで、あたえることのほうが、猫ちゃんに対してのメリットが多いため、数種類のフードをローテーションであたえることをオススメしています。
数種類のフードをローテーションであたえるメリット
数種類のフードをローテーションであたえるデメリット
フードのローテーション期間は2~3カ月くらいがオススメ
ローテーションの期間は2~3カ月くらいがオススメです。
じつは新しいフードに替えて体に変化がでるのが、約3カ月後と言われています。
これは猫ちゃんの体内の血液が、約3カ月で新しく切り替わるようにできているからです。
初めてのフードは3カ月以上あたえて、体のようすをみることをオススメします。
新しいフードへの切り替えはゆっくり少しずつ
これまで与えていたフードに、切り替えるフードを少量ずつ混ぜます。
そして1~2週間くらいかけて、ゆっくりと切り替えていきましょう。
急に新しいフードに切り替えてしまうと、体が付いていけず軟便・下痢や嘔吐する場合があります。
また、アレルギーがある場合もあるので、フードの切り替えは慎重におこないましょう。
切り替える量の目安
与えていた フード | 切り替える フード | |
---|---|---|
1日目 | 90%~80% | 10%~20% |
2日目 | 80%~70% | 20%~30% |
3日目 | 70%~50% | 30%~50% |
4日目 | 50% | 50% |
5日目 | 50%~40% | 50%~60% |
6日目 | 40%~30% | 60%~70% |
7日目 | 30%~20% | 70%~80% |
8日目 | 0% | 100% |
体調によって日程や分量を調節してください。
フードを短期間で切り替えたり、別のフードを混ぜるのはやめましょう
総合栄養食は最低でも一日の摂取量の、80%は摂らないと必要な栄養が摂れません。
トッピングやおやつは、 一日の摂取量の20%までにしましょう。
数種類のフードをローテーションであたえる方法
- Aフードを毎食2~3カ月あたえる。
- Bフードへの切り替えを、1~2週間かけておこなう
- Bフードを毎食2~3カ月あたえる。
- Cフードへの切り替えを、1~2週間かけておこなう
- Cフードを毎食2~3カ月あたえる。
- Aフードへの切り替えを、1~2週間かけておこなう
これを繰り返します。
なぜ毎回フードの切り替えを、1~2週間かけておこなうのかというと、猫ちゃんの消化器官に負担をかけないためです。
わかりやすく人間で例えると、ずっと和食しか食べていなかったのに、急に洋食を毎日食べるようになったと考えてみてください。
何だか胃もたれがするなと思ったり、体調に変化がでたりすると思います。
猫ちゃんがそうならないためにも、1~2週間かけてフードの切り替えをおこないましょう。
フードを選ぶときの注意点
フードを選ぶときは、以下の点に気を付けましょう。
フードのメーカーや原産国を変える
メーカーや原産国を変えることで、何らかの理由で入手困難になっても、与えているフードのどれかは手に入るでしょう。
オススメの原産国はフランス・イギリス・ドイツ・アメリカ・オーストラリアなど。
上記の国は、ペットフードに対する基準が高いのでオススメです。
フードの主原料を変える
猫ちゃんにアレルギーや好き嫌いがなければ、肉と魚のキャットフードをローテーションで与えましょう。
魚からしか取れない、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が含まれているので、肉だけでなく魚のフードもあたえましょう。
フードは栄養成分が近いものでそろえましょう
栄養成分が近いものの方が、猫ちゃんの体に負担が少ないです。
フードの機能はそろえる
フードの機能とは毛玉ケア用フードや、カロリー控えめのフードなど、何かに特化したフードのことです。
例えば毛玉ケア用フードだと、食物繊維が多めに入っているため、他の機能のフードとは食物繊維の量が違います。
そのため猫ちゃんの消化器官に負担が掛かってしまうからです。
この記事がフード選びの参考になったら幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。