知らないと損する!酸化を遅らせるキャットフードの保存方法を解説  

様々な保存容器

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「大袋を買ったら、保存はどうしてる?」
「ジップ付のドライフードは、そのまま保存でもいいの?」
「フードの食いつきが、徐々に悪くなるんだよね」 
などと、お悩みのかたが多いのではないでしょうか?
フードの食いつきは、酸化が原因の場合があります。
そこでこの記事では、「ドライフードの酸化の原因」や「ドライフードが酸化するとどうなるのか」、「酸化を遅らせる保存方法」などを解説しています。

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管理人
kiki

ペットフード販売士の資格と、人間の栄養士の資格を持つ動物好きです。
特に猫と猛禽類が大好き。
キャットフードについて発信しているので、フード選びの参考に読んでみてください!

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ドライフードの食いつきが悪くなるのは酸化が原因? 

ドライフードが酸化すると、フードの匂いが薄くなったり苦味が生じます。
フードのにおいが薄くなると、食欲が刺激されず食いつきも悪くなります。 
また、苦味を感じると猫ちゃんは、そのフードを食べ物ではなく危険なものと認識し、食べなくなってしまうのです。

食いつきが悪くなるのは、いちがいに酸化したからではなく、そのフードに飽きてしまった場合も考えられるので、数種類のフードをローテーションであたえる、フードローテーションもオススメしています。

ドライフードは酸素と光で酸化する

脂質とたんぱく質は、酸素と光で酸化します。
光による酸化には2種類あり、「光酸化」と「光増感酸化」があげられます。

「光酸化」とは、紫外線などで脂質やたんぱく質が酸化してしまうこと。

 「光増感酸化」とは、光増感物質と呼ばれる成分(ビタミンB2など)が、特定波長の光エネルギーを吸収し、活性酸素を発生させることでおきる酸化反応です。 

ドライフードのパッケージを見てもらうと、全てアルミの袋で販売されていまよね。 
それは酸素と光を遮断して、フードの品質を保つためでもあります。

参考:太陽化学株式会社 第2回「食品成分は酸化でどうなる?」 

酸化したドライフードを食べさせ続けるのは、猫ちゃんにとってデメリットばかり 

酸化して傷んだフードを食べさせ続けると、アレルギーを引き起こしたり、下痢や嘔吐したりします。 
また、脂肪が酸化して過酸化脂肪に変化し、その過酸化脂肪が原因でガンになる場合もあります。

フードが酸化すると体調をくずすだけでなく、フードの栄養価も低下するので、酸化を遅らせるように、保存することが大切です。 

ドライフードのパッケージがジップ付でも、密封容器で保存がオススメ!

パッケージがジップ付でも、密封容器での保存をオススメします。
なぜならジップ部分にフードの破片がつき、閉まっていない場合があるからです。
また気づかないうちに、袋に穴が開いている場合もあります。 

袋のまま保存をオススメする理由 
  • ドライフードに密封容器(プラスチック製)のにおいなどが移って、フードの風味が悪くなるのを防止するため 

  • フードの脂肪分がしみて、容器に付着するのを防ぐため 

  • 光を遮断するため 

  • お掃除を簡単にするため 

参考:hill’s ペットフードの保存方法に関するアドバイス ドライフードは、プラスチックに入れ替えた方がよいですか? 

普通のジップ付袋では密閉保存はできません

一般的に保存で使っている、透明のジップ付袋では密閉保存はできません。
なぜなら、ガスバリア性能がない素材で作られているからです。 
そして『ドライフードは酸素と光で酸化する!』➚で書いたように、光も遮断できないため、透明のジップ付袋で保存しても酸化が更にすすんでしまいます。

そのため、普通のジップ付袋での保存はおススメできません。

ガスバリア袋とは

空気などの気体を通さない、ガスバリア性能をもつ袋のことをいいます。
普通の袋はガスバリア性能がないため、穴が開いていなくても、袋の表面から空気が出入りしてしまうので、普通の袋では密閉保存ができません。 

酸化を遅らせるなら小分け保存が最適

ドライフードはパッケージを開封後、酸化がはじまります。 

酸化を遅らせてドライフードの鮮度を保つにはこの3つが大切。
  • 空気にふれる回数を減らす 

  • 光を遮断する 

  • 開封後は密閉容器で保存する

この3要素を満たす保存方法は、小さい密閉容器に小分けにして保存が最適です。 

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小さい密閉容器に入れる際にはガスバリア袋に入れ、乾燥剤と一緒に保存するとより酸化を防げます。 

小分け保存が難しい場合の保存方法 

小分け保存が難しい場合は、大きい密封容器に袋のまま保存でもいいと思います。 

ただしパッケージ開封後、徐々に食いつきが悪くなって困っている場合は、オススメできません。
なぜなら、大きい保存容器でフードを保存すると、ごはんのたびに容器のフタを開け、フードが空気にふれて、においが徐々に薄くなっていきます。
そうすると、食欲が刺激されず食いつきが徐々に悪くなっていくからです。

猫ちゃんは人間の約数万倍~数十万倍以上も、嗅覚がすぐれています。
このことから、人間では感じ取れないにおいの変化も、猫ちゃんは感じ取れるのです。

ドライフードの酸化を遅らせるには保存場所も重要

ドライフードを保存する場所で注意するポイント
  • 直射日光はさけて、温度差の少ない場所で保管する。 
    光を遮断できる密封容器で保存しても、直射日光があたる場所で保存すると、密封容器の中の温度が上がってしまいます。 
    じつは熱でもドライフードの酸化が、すすんでしまうのです。 
    そのため直射日光があたるような場所や、高温になる場所での保管はやめましょう。 

  • 湿度の高い場所での保管はやめましょう。
    湿度の高い場所は、ドライフードの劣化をはやめてしまいます。 
    特にシンク下の収納場所は湿度が高いので、シンク下での保管はやめましょう。

冷蔵庫での保存はやめよう

冷蔵庫で保存してしまうと、ごはんのたびにフードを出し入れし、温度差が生じてカビやフードの劣化につながります。

また冷たいドライフードは、空気中の水分を吸収しやすくなり、劣化がはやまってしまうので、冷蔵庫での保存はオススメできません。

ドライフードは開封後、1か月くらいで食べきれる量にしよう 

ドライフードは賞味期限内で、なおかつ開封から1か月くらいで食べきりましょう。 

ドライフードを開封してしまうと、残念ながら酸化を止めることはできません。
また気を付けて保存していても、徐々にフードの香りは薄まっていきます。 

ご飯をおいしく食べてもらうためにも、1か月くらいで食べきれるフード量がオススメです。 

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この記事がお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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